アメリカで葬式を経験

10月16日、妻が母親が他界した。健康!という事では無かったが、まだ67歳だったので、突然の死に驚いた。

 

妻と私がコロラドに転居し事に伴い、妻の両親たちもコロラドで隠居生活を検討し、3カ年計画で始めたところだった。孫を見せられなかった事に悔いが残るが、昨年コロラドに下見に来たし、家購入後にも訪れ、中古の家の程度の良さに気に入ったようだったし、娘の人生の転換点を見せられる事が出来たのは、少なくとも良かったかな。完全に満足できる事など常に無いのだから、少なくとも何か出来た事で納得しておくしかない。

 

飛行機、ペットシッターと移動手段

早朝、訃報が入り、当日の飛行機チケット、ペットシッターの手配を試みるも流石に無理なので、翌日の早7:00発の飛行機を片道だけ手配。妻を先に行かせるという事もあったかもしれないが、ショックが大きすぎるので同伴者が居た方が心強いだろうし、従妹が向かってるという事もあったので、翌朝発となった。ペットシッターも10日程お願いした。会社は好きなだけ休んで良いよとの返事を頂いたので、ひとまず10日貰って、その後は調整という事になった。こういうのはアメリカ的スタートアップの利点でもある。

 

空港の駐車場が$8/日なので、Uber で行くより安い(片道$50~)ので、真夜中に出発し、駐車場からはシャトルで10分程で空港着。空港経営の駐車場なんだが、一般企業より安いし便利。

 

TODO リストを作成

義母が、祖父などの葬儀の段取りをしてたようで、誰かの死後の段取りを知らなったので、何をすべきか調べる事から始めた。数記事みると、どれも似たような物だったので、1記事を基本リストとし、その他の1記事を確認用とした。

 

急ぎな物

誰かの死後の段取りでは、急ぎな物と、早めで良いものがあるので、急ぎな物から取り掛かる。

  • 死亡診断書
  • 知人への連絡
  • 死体の行き先

自宅で亡くなったので、DCの法律により司法解剖が必要だったので、死体は病院に安置された。死亡診断書と共に葬儀屋へ移動する事になり、オプションで葬儀屋がDeath Certificateを申請する。義母は、Catholicだったので土葬にしなければならないが、そもそも両親ともに転居を予定していたので、どこに埋めるのか?という問題が出てきた。誰も居なくなるDCに埋めてどうするのか?長年コネチカット州に住んでたし、親族も多いからコネチカットが良いのか?それともコロラド州移住を検討してたからコロラド州にするにしても、具体的にどこにするのか?そもそもどうやって死体を移動するのか?結局は、Catholicの教えには反するし、義母の姉からの反対もあったのだが、火葬にして灰、義父が灰と共にどこかに転居する事になった。この取決めに伴い、Catholic教会での葬儀は出来ないので、近所で良く利用してたParishで葬儀を行う事にした。

日本であれば、ほぼ日本式仏教徒で、火葬と寺は自動的に出てくるので手間は少ないし、そもそも日本では一式揃ってあるので、アメリカの多様性尊重が無い点では楽というか、考える事が少なくて良い。

 

知人への連絡がかなりの手間だった。義父との共通者はもちろん簡単だが、名前が良く会話に出てきた人達というのが難しい。義母はiPhoneを使っていたがパスワードが判らず、最近の連絡取っていた人達が判らず。iPadのパスワードは知っていたので、連絡一覧は見ることが出来たが、誰が誰なのか?電話番号はまだ有効か?メールアドレスは有効か?名前はあるが連絡方法が不明という問題がでてきた。生前に風呂の修理を依頼していたとか、洋服を買いに行って取り置きしてたとか、そういう途中経過の物も出てくるも、iPhoneでやりとりしてたようなので直ぐには連絡先が判らず、知人のみならず業者の連絡先も探す事になった。Appleストアに持ってっても解除してもらえないので注意。生前に行っておくべき最善の方法は、スマホのパスワードを親族に教えておく。オンラインサービスのパスワードはLastPassみたいなサービスで一括管理して、そのパスワードを家族に教えておく。また、Textメッセージなどもバックアップする設定にしておくと、初期化後のレストアできるので、親族が過去の何かのやり取りを見られるようになる。

 

そして、葬儀屋探しとなる。ネットでレビューを頼りに近所の葬儀屋を依頼。葬儀屋にて遺体の移動、お見送り、棺桶、花、骨壺の選択、火葬、教会への灰の移動などを取決める。日本みたいにヒノキの棺桶に白い骨壺というのが無く、火葬であっても装飾された棺桶だった。骨壺も装飾されてたり、記念碑になってたり、鍵箱だったりと色々。火葬場は、日本と違い工場のような所で行う。見に行くこともできるようだったが、行く人はあまりいないようだ。愛猫が他界した時に行った火葬場は、人間の火葬も行っており。近隣は自動車の修理工場地帯で、大きなオーブンが設置された倉庫だった。そんな場所なので、見に行く人も居ないのだろう。また、日本のように骨の形状を残さず、完全な灰にするので、火葬時間が日本より短い。納骨?の儀式が無いのでそういうもんなのだろう。灰の移動の取決めがあるので、教会とも連絡を取りつつ葬式の取決めも行う事になる。葬式は教会毎に違うようで、今回の教会では、喪主と親族2名による短いスピーチ、聖歌の選択をする事ができた。祖母の葬儀の際はCatholic教会で行い、牧師が全て決め、それに親族が従ったという話を聞いたので、宗派によりかなり違うようだ。

葬儀の日取りは、日本仏教的な日付けの区切りが無いので、いつでもいい様で、今回は死後7日後に行った。日本だと火葬の前に葬儀を行うから、通常は3日後になるし、遺体は自宅に置くので保存期間も長く無い。

今回は、葬儀後に、近親者を集めて軽い食事をという事になったので、レストランの手配も行った。

 

メモリアルWebサイトの作成

無料で利用できる専用のオンラインサービスがあるので、それを利用。故人の写真や生い立ちを掲載し、知人がコメントを投稿できるようなサービス。有料オプションで写真がアップロードできるというのもあったが、義母の写真をGoogle Photoをシェアしたので、知人なども写真をアップロードしてくれたようだ。

 

遺書探し

妻が生まれた時に、義父母で遺書を作ったというので、それを探す事になった。一般的な遺書にしたようだが、必要になる事もあるかもしれないので探した。

 

Social Security Officeへの連絡

電話かけるだけのようで、死亡診断書とかそういうものは必要なかったようだ。

 

オンラインサービスのアカウント

辛うじてメールアカウントをコントロールできたので、使ってたと思われるサービスで、パスワードリセットして、ログインしてから退会、キャンセル、放置などを行った。

 

予約などの確認

旅行を計画してたが、どこまでやったのかが不明だったので、オンラインサービスを調べた結果、飛行機を12月と翌年1月に予約していた事が判明。12月分についてはホテルも取ってあったので、キャンセルか消化する事を決めないと行けなかった。飛行機の予約は妻に置き換えたりできるか確認したが、それは無理なのようで、キャンセルする他無かった。

 

クレジットカード会社への連絡

こちらも電話にて行う。

 

リタイアメントプランの更新

実際に自分が作業したわけではないので、何のプランだったのか判らないのだが、 義父が一通りオンラインと電話にて更新して、義母分を義父が取り仕切れるようになったようだ。

 

 

既に数か月経過してるが、覚えている事をまとめてみた。昨年はテクマの死があった。人の死というのは、突然やってくるものだ。いつ死んでも良いように、残された方々の為にも、ある程度の身辺整理は常に行っておくべきだ。とりわけ遺品は少い方が良い。本人にとっては記念であっても、残された人にとってはゴミだ。それでも、残された人は、その物についてどうすべきかを考えないといけない。残された物を、子が残しても孫の代で処分を検討する事になる。そんな事に、子供や孫の時間を使わせたいのか?死んだら「物」は死後の世界には持っていけない。本当に必要な物は何か、何を遺族に残すべきなのかを常に意識しおきたい。

 

義母とは7年の間柄ではあったが、妻と同様に面倒を見てくれた事に感謝をしたい。ありがとうございました。

Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です