通常はどこかの施設へ行って受講するのだが、コロナなのでこう言った物は全てZoomで行われており、今回は、出産予定の病院で提供されてるChildbirth Essential に参加。1回2時間で全6回となっている。講師は、現役のMidwife (産婆、助産婦)兼Doula(デューラ)の方が担当。
こちらの病院は、医師、看護師、助産婦の構成のようだ。日本には無いと思うのだが、アメリカにDoulaというのがあり、出産前後の身の回りの世話を手伝ってくれる仕事のようだ。具体的な内容は人や会社によって違うようで、出産時までのサービスとか、産後のサービスとか、色々あるようで、一日何時間という依頼になるようだ。コロナなので、病院に入れるのは、妊婦+配偶者が基本で、病院によってはDoulaも可という事になってる。Doulaは出産直前のサポートもしてくれるので、色々と助かるかと思う。が、人一人雇う事になるので安くは無い。このボルダーエリアは、ヒッピーの町なので、このDoulaもナチュラル系、ヒーリング系が多くあるようで、他地域と比べると異色な気がする。
講座の参加者は12組ほど、一組は女性同士のカップルで、精子提供者により子供を持ったようだ、両親共に大変喜んでるようで、日本じゃまだ考えられないかなと思った。とはいえ、8年も日本に住んでないので、状況はもう変わったか?
また、この辺はアジア人少ないけれど、中国人と欧州系のカップルが2組。ブラジル出身の女性も居た。ブラジルは殆どが帝王切開なので、それに関する質問をしきりにしてたが、コロラド(ボルダー郡の決まりかは覚えてない)は、基本的には医療上の理由が無ければ、帝王切開はしないという方針のようだ。話の感じでは、精神的に耐えられないと強く要求すれば出来るのかなーという印象を受けた。選択して帝王切開したという話も聞くので、他の州や郡ならOKなのかもしれない。
通年なら、こういう講座で知り合った人達が友達とかになったりするようだが、今回は、公園で5組と週末に1回会っただけである。殆どが、妊娠7~8ヶ月目辺りなので、病院で偶然会ったりすることもあるのかな?
講座の内容は、出産前後の、胎児、乳児、妊婦、医療器具・技術に関する話、神通時のマッサージ方法、楽にする方法の紹介で、こういう状況の時に、こういう選択肢があるというを紹介してくれたので、心構えをするには良かったと思う。他の人の質問も、自分で思いつかない事だったりするので、大変参考になった。また、実際に出産予定の病院で助産婦をしてる方だったので、ここの病院ではといった実際の話を聞けたのも良かったし、追加で行った最終回では、実際に病院内からZoomで、施設やそこで使える物(陣痛時に使えるバランスボールとかベッドとか)を動かして見せてくれたのも良かった。人によってベッドに立って出産する人も居るそうで、自分のやりやすいように出産してくださいとの事だった。
妻の母は昨年亡くなり、私の母は日本なので、手伝ってくれる人もおらず、二人でなんとかする事になるので、色々オンラインの講座を取ってみたいと思う。ひとまず、授乳講座、乳児CPR講座は取った方が良さそうだ。両親が遠く飛行機で来られても嫌なので、二人で賄うというカップルが多かったので、このご時世では、皆そんな感じのようだ。