アメリカで出産の立ち合いを経験する

2月12日の出産予定だったが、逆子であるため、2月4日に帝王切開(アメリカではCaesarean-section、一般的にはC-section)にて出産。因みに、利用した病院は、自然分娩という言葉を用いず、ヴァージナルバース、C-Sectionという2用語を用いていて、どちらも自然分娩である事を強調しているようだ。話の感じでは、C-sectionだからと言って否定的に取るべきでは無いという感じだった。状況によってはC-sectionにならざるを得ないのだから。

 

日本ではあまり聞いた事のない(今はあるのか?)、妻の入院先に一緒に泊まるという物が、どういう物だったのか記録しておく。日程はこんな感じで、日本よりはるかに短いと思う。

2月4日 – 9:00頃家を出て、車で25分先の病院へ

2月4日 – 10:00 より手術の準備

2月4日 – 12:35 手術により娘を取り出し

2月5日 術後の療養、乳児の検査など

2月6日 引き続き術後の療養、乳児の検査など。C-sectionは3晩入院と聞いていたが、退院しても良いよと言われる(笑) しかし、脊髄麻酔の影響で頭痛が酷いため、予定通りもう一晩

2月7日 退院手続きを済ませ退院

 

ここの病院では、出産前後でゾーンが違うので、術後、出産後用のゾーンへ移動。通常であれば、シングルベッド、クイーンサイズベッドを選べるのだが、C-sectionの場合は、検査などが頻繁にあるのでシングルベッドとなり、同伴者は病室内にあるソファーベッドで寝泊まりする事になる。妻は食事付きだが、同伴者は購入する必要がある。コロナの影響で、カフェテリアが閉鎖されてるので、電話注文となる。出前を取っても良いらしいが今回は利用せず。

で、この食事だが、システムがひとまず動いています状態で、オンラインにて食事券のような物を購入し、電話にて注文するという謎仕様。そして、病室にあるパンフレットには朝食$7、ディナー$10とあるが、オンラインでは全て$10。メニューは妻と共通のだが、妻で何品でも頼めるが、同伴者は決まった数だけの貯めるが、電話に出た人によって頼める数が違うので、結局最後まで、何が頼めるのか良く分からないままだった(笑) アメリカのごはんにしてはマシだし、値段的も外で食べる事を考えれば打倒か。アメリカの外食は高い(人件費が高いから)ので。

 

そんなサブな状態である同伴者なのだが、単なる付き添いと思って病院行ってみたら、これが大間違いで、実際の所は、どうやって乳児を扱うかを3晩で叩き込むトレーニングのようなものだった。看護師が昼夜を問わず2時間毎に来て、乳児の確認を行いつつ、その都度、どうやって対応するのかを同伴者に教える。そして次からは同伴者自らが行う。基本妻は回復の為、寝たきりなので、看護師か同伴者が行うわけで、看護師も複数の患者みてるので、同伴者がするしかないわけだが・・・。夜中でも2時間毎に来るので、眠さと戦いながら、おむつの変え方、あやし方、乳児の包み方、体の洗い方などの習得。忘れた時には、看護師に聞くのだが、人によってやり方が違うので、何種類か覚えられるのは良い点でもある。

 

昼間は昼まで、各専門の医者が立ち代わり、術後の経過や、麻酔の抜け具合や、乳児の検査に来たりするのだが、なんの予定も知らされる事は無く、突然やってくるので、休んだ気がしない(笑)

そんなこんなで連日寝不足のままトレーニングが行われ、やっと帰宅となった。

 

頭痛について

腰椎麻酔による後遺症で注射針の穴が直ぐに塞がらず、液が漏れ出るため、長時間立ってたりすると、液が減り頭痛が起こるという説明を受けた。対応策としては、水分補給、できる限り横になっている、カフェインを取る、そして、Blood Patchと呼ばれる手術を行うという方法が紹介された。Blood Patchは、注射で、初めの穴に血液で栓をするらしい。ひとまず、水分補給、寝るという方法をおこなって、改善しない場合はBlood Patchにしようという事になった。通常であれば、1週間程度で頭痛が治るとの事。退院後も妻は殆ど寝たきりで、おおよそ1週間位したら、頭痛も起こら無くなったので、穴は塞がったものとみられる。この後遺症が稀だが、起こる事があるらしい。麻酔師のミスか、体質か、注射中に少し動いてしまったか、原因は全く不明。アメリカは、腰椎麻酔がヴァージナルバースでもする(厳密には刺す深さが違ったと思う)ので、いずれにしろ起こった可能性はあるのかな?

 

産後のDoula(デューラ)を雇う

上記の通り、妻が退院後も寝てないといけず、家事、乳児、身の回りの事は全て私がやらなければならないが、コロナの影響で手伝ってくれる人も居なかった。帰宅後2日目には睡眠すら確保できない状況になってきたので、産後デューラを雇う事に、一晩の乳児の世話をしてもらい、昼3時間雇って、3回程来てもらったが、生活サイクルも見えてきて、最後の1回は無くても良かったかなという感じだったが、最後のデューラはマッサージの資格も持ってたので、妻には良かったと思う。予定外の出費だが、助けが無いので、これは避けられない。子供を持つ計画には、手伝ってくれる人が居るか、来られるかというのを追加しても良いと思う。手伝いが無い場合は、相当な覚悟が必要。30代前半までなら、徹夜で遊べる体なので、なんとかなるだろう。第2子を得たい場合は、忘れずに考慮したいと思う。

 

幾らかかるのか?

2晩で帰宅できるのは、料金の問題だろうと思われる。今回は3晩泊まったわけだが、保険適用前で$59,000で、保険適用後で$3,500という感じ。この出産を予定したので、保険は毎月の支払は高いがカバー率も高い物へ変更していた。そう、アメリカの会社では大抵3種類の健康保険が選べるようになっていて、医者に滅多にいかない人は、月額が低くて、医療費が高くなる物を選んだりできるようになっている。大企業は概ねカバー率が高い場合もあるようだ。こんな保険でも2人分で毎月$500程負担してるので、どうしたものかと。以前は一番安いプランで月$350。今回のように医療費が嵩む場合は、今のようなプランがお得になる。

 

因みに、今回の医療費の請求は、請求書自体は5枚あって、病院、それぞれの医者、麻酔師への支払が別々となってて、全く意味が分らない物だ。やっぱりアメリカの医療制度は面倒すぎる。選択は権利の一つと豪語してるが、こういうどうでも良い所で手間と、不明瞭さが出てくるのは本当にどうしようもないなと。日本的というか共産主義的に、国で一括というのは本当に楽でいいし、安い。

 

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