日本の鉋と西洋鉋

アメリカで日本鉋を使う

日曜大工を始める際、子供の頃使ってたっていう理由で、アメリカに輸入された日本製鉋を購入。日本鉋は普通にアマゾンでも買えるし、ちょっと良い鉋は、WoodcraftというWoodwoking屋でも買える。ひとまずホームセンターで買えるような安い大吉という鉋を買ったわけだが、日本からの輸入なので割高になる。日本でこの値段なら角利というワンランク上?の鉋が買える。

 

ざっくり削る分には問題無かったんだが、目が混ざってる様なメープルとかパドーク(木琴に使う赤茶色の木)を削ると綺麗に削れない。砥石は1000番しかなかったので、220番、5000番を追加した。刃が平らで無かったので、打ち出しして・・・紙やすりで平らにして、砥石へ移動。これはかなり時間がかかった。しまいには全部できないってことで小さい所はいつかそのうちっていう状況。

鉋台の調整も必要そうだってことで、台を平らにする所から始めたが、これも大仕事。このエリアは乾燥してる(冬、部屋の湿度は20%以下)せいか、台が反った上に捻じれていた。3日に分けて3時間近く紙やすりをかけたと思う。仕上げ用にしたかったので、出す所は出て欲しかったのもあるが、それにしても硬い(笑)

 

そんなこんなでなんとか調整が終わり、大分薄く削れるようになったけど、なんかイマイチ。そして、目が混じったパドークはやはり、まだ綺麗に削れず。

色々調べていくと、刃口を狭くする必要がある事を知った。刃の所を削り取って、角材を入れる。角材作るのに鉋が必要だと。しかし、鉋は1個しか持ってないんだよねぇ(笑)

って所で、そこまでして日本製の鉋にこだわる必要はあるのか?という疑問が湧いてきた。郷に入っては郷に従えって事で、西洋鉋について調べ始めた。

 

とはいえ、今の鉋も満足いく調整が出来てないので、再度、紙やすりと荒砥石で更に平らにする所からやり直した結果、前回よりは切れる仕上がり。パイン材だとこんな感じ

でも、硬い木はイマイチで、目が混じってる木は綺麗に削れない。やっぱ刃口詰めないとダメかも?

かなり研いだが、刃がまだ完全に平らになっていないのも事実。そして前回の調整から3週間程経ったが、どうも台がまた捻じれてきた感じ(笑)これは気候上どうしようもない。やはり鋳物でできた西洋鉋を使うのが合ってるのではないかと。

 

アメリカの西洋鉋事情

日本鉋の調整は情報が少ないので良く分からん。しまいには鉋は仕込みに5年、使うのに3年かかるとかいう日本にありがちな話が出てきた。それに比べ、アメリカは日曜大工というかWoodwoking人口が多いので情報量が半端無いし、初心者でもなんとかできる判り安い説明やビデオも豊富で助かる。

 

鉋の種類

因みに鉋はHand Plane。Stanleyというブランドが定番。日本の鉋にも種類が色々あるように、Hand planeにも色々ある。Stanleyのは番号付けされており、短い方からNo.1ではじまり、 長台鉋みたいのは、No.8となる。2枚刃のHigh Angle、1枚刃のLow Angle、小型のブロックプレーン・・・などなど。自分に必要なのは仕上げに使える鉋なので、No.4 辺りになる。No.4 にはNo.4.5 というのもあるが、今回はNo.4に的を絞ってみた。

 

西洋鉋の機能

刃の出し入れはダイヤルで、刃口の開け閉じはドライバーで、左右の刃の出方はレバーで調整というなんとも便利な鉋。しかも土台は鋳物なので、摩耗にも強いし、気候環境にも木よりは順応できると思う。正し、刃はただのスチールなので、日本鉋より長持ちしないらしい。高級ブランドは刃の材質が選べるらしいが。

 

価格帯と使えるレベル

価格帯は、大きく分けて3種類。

1.$30位で買える、削る事は出来るが、使い勝手が悪い、調整が死ぬほど時間かかる。AmazonブランドPlaneとかHabor Freight のPlaneとか。WoodwokingのYoutuberがレビューしてるが、削るには削れるが、家具とか作れないよねって話。因みに、Harbor Freightという店は、高価で買えない道具を、安い値段で皆へという精神でスタートした店らしく、まーびっくりするほど安い。殆どは安かろう悪かろうなのだが・・・Youtube見てると、時々あたりもあるようだ。

2.$70前後で買えて、作りもまーまー良く、必要な機能が揃っている。正し、まともに使うには調整がそれなりに必要。調整は、台の下を平らにする、刃を研ぐ程度の事で、この価格帯だと、個体によって当たり外れがあるようで、3時間でも平らにならなかったとか、殆ど削る必要無かったとか、色々なレビューがある。WoodworkingのYoutuberは薦めてる人も多い。Grizzly IndustrialのとTaytoolsのがお薦めらしい。実は、どちらもインドにある同じ工場で作られてるという話で、小さな違いはあるが、基本的に同じ物。西洋鉋といえばStanleyなんだが、現行売られてる安い製品はかなり品質に問題あるようで、大抵のWoodworkerは薦めてない。

 

そして、この1と2の価格帯になると、Stanleyのビンテージも狙い処。どうも、1980年~1925年までに製造された物は、頑丈で作りもしっかり出来てるので、Woodworkerには大人気。しかも安い。コンディションにもよるがちょっとした調整(価格帯2と同程度)で、かなりの使い勝手になるし、パーツも豊富なので中途半端なHand Plane買うならビンテージの方が良いって事になっている。しかし、近年人気が出たせいか、数年前のYoutube情報と比べると、価格が上がっており、上記2製品と同価格となる。それでも割安なのかは不明。

 

3.$200以上の上位Hand Plane。この中で安めのブランドは、WoodRiver。それでも、値段は一機に$200。数年前までは$150位だったので、コスパ良しだったようだ。しかしこの値段でも、まだ底面を平らにする必要ありっていう人もチラホラ。んー$200も出した上に底面削るってのも微妙。因みに、どんな鉋でも長く使うと、底面を平らにする作業は出て来るらしい。

最上位ブランドは、VeritasLie Nielsen になる。もちらは、調整済みなので、開封してすぐに素晴らしい使い心地だそうだ。数年前まで、VeritasとWoodRiverは価格差あったようだが、今は$30なので、WoodRiver買うならVeritasの方が良いんじゃない?と思ったりもする。

 

結局どうした?

Grizzlyを候補に入れつつ、eBayでビンテージを物色する事にした。1925年辺りのビンテージを発見したのでポチって見た。届いたら別途レビューをしたいと思う。

 

Stanleyの年代を知る

因みにビンテージには、年代などの記載は無い。特許の数、ハンドルの土台の加工方法、ダイヤルのサイズなどの組み合わせで、20タイプまで分類できる。このサイトにフローチャート(PDF)があるので、それで大体の年代を特定できる。Woodandshop.com

1925年以降のは、Stanleyが色々試したようで、当たり外れは大きいらしく、1925年までのが良いとされている。今回ポチッたHand Planeは特許1個で、ハンドルの土台が盛り上がってないので、Type13となり。1925年~1928年製造という事になる。Type12、Type13が良いって言う人も居たので、ポチッた次第。

 

そういえば、StanleyのシリーズでBedrock というシリーズがあるが、コレクターズアイテムとなってて、プレミア価格が付いてる模様。Hand Planeは趣味で集めてる人も居るし、道具として集めてる人も居る。

 

因みに、Youtubeでは、Hand Planeのレストア動画もあるので、届く前に下調べしておこうかと思う。

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